〜2002年4月 転機〜

どうしたらこの世の中をいい世の中に変えていくことができるのでしょうか?

世の中は人が作っていくものです。
ということは、優しい人が増えたら世の中も優しくなるのです。
人に優しくしたら、いつかは廻りめぐって自分自身のことも助けてくれるんじゃないでしょうか?
そうすれば悪い人たちもいなくなっていくんじゃないでしょうか?

転機 そう考えて、人の心を優しくするために何ができるのかを考え続け、ふと気づきました。

私たちのお客様には過去の通信業界の悪しき慣習のおかげで、心に傷を負ってしまった方々が多くいらっしゃいます。

そういったお客様に「世の中は捨てたもんじゃない」ということを、もう一度思い出してもらおうと思ったのです。

そのために私たちができることは何でしょうか?
私たちが出した答えは『与える』ということでした。

1.優しさを『与える』
  傷ついたお客様に、優しさを。
2.知識と安心感を『与える』
  もう二度と騙され傷つかないように、悪いことを考える人たちから、
  お客様を守ってあげられる知識と安心感を。
3.嬉しいを『与える』
  訪問するたびにお客様に喜びを。

その日から、電話機・ビジネスフォン・OA機器の販売・営業活動をスッパリやめました。

その代わり、お客様のところへ行く時に
・今後何かを「買ってくれ」というセールス活動はしないとお客様と約束をする
・お客様の嬉しいを何かひとつ叶えてくる
という訪問活動を始めました。

そして、これを10年間続けてみようと決意しました。
それは、従来の通信業界のやり方で成りあがることを諦める決意でした。

しかしそれよりも、
・通信業界の営業マンとしてではなく、ひとりの人間として、まずお客さんの悩みを伺いたい。
・傷ついて営業マンを恨み、暴言・暴力を振るうところまですさんでしまったお客様の心を優しい気持ちに変えていきたい。
・お伺いするたびにお客様の嬉しいを何かひとつ叶えて、信頼関係を築いていつか友達のようになりたい。
・いつかお客様に「お前に出会えて本当によかった」と言ってもらいたい。
と、思ったのです。

実際いつまで会社の資金がもつかはわかりませんでしたが、やれるところまでやってみることにしました。

しかし私たちは、良い行いは必ず良い結果につながると信じていましたし、何より悪いことをしてまでお金持ちになりたくありませんでした。
良い行いをして良い結果につながらない世の中では、楽しくないんじゃないかと考えたのです。

それから私たちは、飛び込み営業やテレアポ営業で、お客様のところに伺っては、何故お客様は怒っているのか、お客様の怒り・悩み・悲しみにじっくり耳を傾けました。

そして、どうして騙されたのか、お客様が騙された手口の分析をし、もう二度と騙されないように、今の通信の状況や環境、最近の悪徳会社の手口をお伝えしながら、お客様の好きなことや嫌いなことを伺って、私たちとお客様との歴史を作っていきました。

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