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求職者からよく出る質問を山田社長にインタビューしてきました。

今、通信機器の代理店業界はOA機器（ビジネスホンや複合機、FAX、PC）があまり売れないという話も聞きますが、御社では新たに求人募集をするほどよく売れているんでしょうか？

はい。
おかげさまで毎日のように売れています。
特に今期は過去に無いくらい売れています。

どうしてそんなに売れているんでしょう？何か秘策があるのでしょうか？

秘策はありません。
当たり前のことを当たり前にしているだけです。

逆にお聞きしたいのですが、あなただったらどんな営業マンから商品を買いたいと思いますか？
売れない営業マンは何故売ろう売ろうと頑張っているのに売れないのでしょうか？

私は売れることは当たり前だと考えています。
なぜなら世の中全体で見れば、現実にOA機器はたくさん売れているし、買っている人がいるからです。 OA機器のバブルは終わったと言われている今の時代でも、一日あたり何百台何千台とOA機器は売れています。
でも「不景気だから売れない」「バブルが終わったから売れない」「OA機器は時代遅れだから売れない」と感じている営業マン・販売代理店がいるのは何故なんでしょう？

当たり前ですが、お客さんは営業マンや販売代理店を選んで買っています。
つまり、売れない営業マン・販売代理店はお客さんに選ばれていないということです。

売れる営業マン＝選ばれる営業マン
売れない営業マン＝選ばれない営業マン
ということです。

では、選ばれる営業マンと選ばれない営業マンは何が違うのでしょうか？
私は、選ばれる営業マンは当たり前のことを当たり前にやっているのだと考えています。
「当たり前のこと」それは「道徳的な行い」のことだと私は考えます。
「道徳的な行い」とは、お客さんのことを真剣に考え、損得抜きでお客さんを喜ばせることだと考えます。
そんな営業マンはお客さんに愛され、選ばれる営業マンになるでしょう。
また、選ばれる営業マンがたくさんいる会社は、お客さんから選ばれ、世の中から必要とされる会社になるのです。

逆に、選ばれない営業マンとはどんな人たちでしょうか？

常に損得を考え、売れそうならサービスをし、売れなさそうなら無碍にする。
得が無いと近寄ってこない自分勝手な人。
求めることばかりで、相手を喜ばせることを考えていない人。

こんな人達は、人から愛されませんし必要ともされません。
仮にその人がいる会社の社員がみんなそんな感じだったら、その会社自体が世の中にとって必要がないとも言えます。

当社ではそれぞれの営業マンが、お客様に必要とされるように、日々損得関係無しにお客さんを喜ばせるように行動しています。そんな営業マンの集合体である当社はお客さん・世の中に必要とされる会社であると自負しています。

お客さんはどこから買うかを常に選択しています。選択していただいている間は、当社の商品が売れ続けるというわけです。

山田社長より一言物申す

信じられないことですが、営業マンやその上司の中には少々のウソなら「グレーゾーンだから」許されると思ってる方が多いです。
そんな考え方の向こうに幸せはあるのでしょうか？幸せになれるわけがありません。
よく考え直すようにしてください。

御社の業績は非常に安定しているように見えますが、本当のところはいかがでしょうか？

一般的な視点から見れば、非常に安定していると言えると思います。ただし個人的には世の中に「安定」というものは存在しないと思っていますが…。

ところで安定って何でしょう？あなたの人生は安定していますか？
私はよく「安定した生活がしたい」という相談を受けるのですが、よくよく聞いてみると、「安定している」とはどのような状態か知らない方が多いです。また、「安定」というものが社会生活のなかに存在していると思っている方が多いようです。

そういった方々は日々の生活でそもそも間違った行動をしているケースが多いです。そもそも「安定」とは何かを知らなければ、それを得るための行動もできませんし、結果も得られません。

仮に一般的にいう「安定」が手に入れられる方法があるとすれば、非常に抽象的ですが、私は次のような「道徳的な生き方や言動」をすることだと考えます。

他人を大切にし、他人を助ける
思いやりの心を持って周囲と接する
ウソやいいかげんな言動をしない

このような道徳的な生き方や言動をして「安定」した生き方をすると、困ったときには周りが助けてくれるようになり、他人から愛されるようになり、自分に自信がつき、不安材料が減り、強くなることができます。

反対に以下のような「非道徳的な生き方や言動」をしている方はどうなるのでしょうか。

他人を見下す
利己的な言動
周りの人たちを不幸にする
利益を毟り取る
周りの人たちに気を遣わせ、ウソまでつかせる

このような非道徳的な生き方や言動をして「不安定」な生き方をすると、困ったときに助けてもらえるどころか、いつも孤独を感じ、苛められるんじゃないかとビクビクし、自分の存在意義もわからず、自信も持てず、逆に虚栄心が増していきます。

道徳的な生き方をすれば、周りに助けられて生活（人生）も安定します。
非道徳的な生き方をすれば、誰からも相手にされず生活（人生）も不安定になります。

人間が集まって運営している会社も同じです。
まだまだ未熟ではありますが、当社に集まっている人たちが、思いやりと慈しみの心を持って、お客様との信用を積み上げていったおかげで、今はお客様に助けていただけるようになりました。

この先も今お付き合いしているお客様を裏切らない限り、当社はこの先もずっと安定し続けていくと思います。

募集要項を拝見すると、この業界にしてはお給料が高く、また福利厚生がしっかりしていますが人事制度について詳しく教えてください。

まずお給料についてですが、ベースとなる給料規定をもとに、求職者の方の希望額を伺って決めています。
希望額がしっかりしたバックボーンと根拠に基づいたものであれば、希望額通りお支払いしています。

私は面接の時に必ず求職者の方にお伺いすることがあります。それはお給料の希望額です。
そして、以下のような質問をします。

あなたの希望額通りのお給料をお支払いしたら、どのくらいの売り上げを達成していただけますか？
あなたの希望額通りのお給料をお支払いすることによって、お客様や同僚や会社やあなたの家族が、どういう風に喜びますか？
もしあなたの売り上げが、あなたの希望額通りのお給料以下だった時はどうしますか？

どうして私がこんな質問をするかというと、面接に来られる方の夢や希望、又は家族の幸せなどを、当社に転職することで是非叶えて欲しいと考えているからです。
実際に入社された方には、自分の希望額のお給料をもらいながら、義務と責任を果たして、その上でさらに周りの同僚を助けてくれるような方もいます。
また、今はまだ自分の実力が足りないので、それなりのお給料で頑張るかわりに、いつかは自分の希望額のお給料がもらえるように、知識と経験とより良い人生を得られるような指導をしてもらいたいと言われる方もいます。

でも、正直なところ、ご自分の希望額に見合う実力や責任感もなく、ただお金がたくさん欲しい（稼げたらいいなという妄想）で面接に来られる人も多いと感じています。

どのくらいの売り上げを達成できますか？と質問すると、お給料以下の売り上げ目標が返ってくる。
お給料以下の売り上げだった時はどうしますか？と質問すると、「次の月頑張ります」という根拠の無い回答が返ってくる。
そういった方は当然ご縁が無かったと思ってしまいますが、「実力以上のお給料が欲しい」という自分の足元を見ない妄想に気づいて欲しいという思いで面接をしています。

当社のお給料は、同業他社に比べて決して高いわけでも安いわけでもありません。
実力があり、しっかりとした夢や希望を持っている方には、当然高いお給料をお支払いしていますし、
まだ実力の伴っていない方には、その実力に見合ったお給料で頑張っていただく必要があると思います。

当社の給与体系は、実力に見合った給料をお支払いすることで、まじめにコツコツ建設的に生きていくことの大切さを伝えるとともに、そういった生き方を応援していきたいという当社の想いを体現しています。
逆に、要領よく条件の良いところだけを探している、建設的な努力をされていない方には、お引取り頂いています。

次に人事制度についてですが、昇格については売り上げよりも人間性を見て総合的に判断するようにしています。
上司になるということは、部下のことまで自分のことのように考え、応援・サポートをするということだと考えています。昇格を目指す方には、具体的にどのようにサポートをしていくのかをヒアリングし、部下から見て尊敬できる上司になれるかどうかを考慮して判断しています。

山田社長の普段のお仕事内容をお伺いできますか？

私の仕事は、私の生き方を社員に見せることだと考えています。もちろん私もまだまだ未熟ではありますが。

年間の数値目標を決めたり、社員をまとめたり、会社の方向性を決めたり、という一般的な社長らしい仕事はほとんどしていません（笑）

私にとって会社・プライベートの区別はありませんが、山田一成という人間の生き方を会社で実践し、見て・感じてもらうことで、社員が同僚や、お客さん、家族、友達から愛される人間になってもらうことが私の仕事です。

私の生き方は、抽象的な言い方になってしまいますが、いわゆる道徳的な生き方です。
具体的な内容については、またお話する機会があればいいなと思っていますが、それを後ろ姿や講習を通じて社員に伝え、社員が仕事の価値、尊さを感じ、自分の仕事に自信と誇りを持ってもらえればいいなと考えています。

とはいえ自分もまだまだ未熟です。
しかし、未熟ながらも日々努力をしていることを社員のみんなも知っているので、私についてきてくれているのだと思います。

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